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今日も団地では楽しい笑い声が聞こえます。人と人がつながる”団地暮らし”の魅力とは。

人と人がつながる 団地暮らしの魅力

グッドモーニング団地vol.3〜男山団地にて03〜

〜だんだんテラスについて、伺ってみました〜

だんだんテラスは、団地と地域と学生と住民がうまく関わり合いながら、コミュニケーションのハブとして機能しています。どんな雰囲気で毎日運営されているのか、男山地域のコーディネーターである辻村さんにお話を伺ってみました。

大学院生時代からこのだんだんテラスの立ち上げから関わっており、地域の方が自然に日常生活の中で交流できる場の企画など、定期的に活動しておられます。

だんだんテラスは、2017年で4年目となりますが、運営を続けてみて感じることや気づきはありますか?

辻村さん:ようやっと地域の人となじんで来たなという印象です。色々自由にできる土壌が整ったなという感じ。一番大切なのは365日、毎日開いているという状況でしょうか。ここに来たら誰かがいる、という。ラジオ体操でも毎日やっているからみんな出てきてくれる。休んでもまあ明日来たらいいやと、無理なく続けられる。それが習慣になっていくんでしょうね。

この場所でいろいろな企画が行われているそうですが?

辻村さん:全てが自分たち主体の企画ではないこともあります。毎月一回行われる「やってみよう会議」で、運営について意見を出し合います。会議には、地域住民だけでなく、URや八幡市役所の若手職員の方、学生など全部20〜30人位が集まります。この場所で出会った人たちから企画も生まれています。例えば、自分たちが唄の練習場として活用するだけではなくて、他の方も巻き込んで、みんなで唄を謳おうという発表会が生まれたりとか。皆さんやりたいことをやれる場所になっています。
住人さんの「やってみたい!」という想いから、いろいろな企画が生まれている。

毎日、どんな方が来られるんですか?

辻村さん:開いているのは10時〜18時まで。午前中は高齢者の方が多くて、学校終わりには小学生がスケートボードや自転車に乗って、そのまま入ってきたりします。カードゲームをしにくる男の子もいるし。スマホをディスプレイに繫げてダンスの練習をしたりもしています。
イベントの写真が飾られていたり、イベントフライヤーなど様々なものが置かれている。ここはみんなの棚なのだ。

だんだんテラスのように、気張りすぎずに自然にコミュニケーションが日常に溶け込んでいる場所って、あまりないですよね。

辻村さん:他の団地の人にも、「なんでうちらの団地でできないの」と言われることもあります。だんだんテラスは僕たちの4年間の実績で、やっとひとつの壁を乗り越えてきたという達成感もあります。ちょろっと立寄って、ちょろっと話す。ここに僕がいたら、おう!と軽く挨拶していくだけだとか。そんな小さなことでもいいんですよね。


大学院生の松原さんが書いているのは、だんだんテラス日誌。毎日のどんなことが起こったか、時系列に丁寧に残されている。「ささやかなことが色々連鎖反応のように繋がっていくことが面白いです」と松原さん。辻村さん:団地って、ドアを開けたらすぐ隣りの人の家じゃないですか。意外と自分の空間と外のパブリックの空間の中間があまりないですよね。その場所をだんだんテラスが担っているのではないかと思っています。僕らは毎日まちを観察している感覚です。だれか映画にしてくれないかなと思うくらい、日々面白いですよ!

取材・文:小倉千明 写真:平野愛

所在地:八幡市男山竹園 他

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「だんだんテラスとは」

 「男山団地 7DAYS SCENE(OURS編集部)」

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