Design

団地の環境、空間、色彩、カタチ…。団地の”デザイン”には面白さがつまっています。

団地のデザインには 面白さがつまっている

古都の風情が息づく奈良学園前・鶴舞 vol.1~中庭を内包するまち~

奈良学園前・鶴舞第Ⅰ期街区では、住宅100戸程度を1つのグループとして、合計4つのグループで構成され、グループごとに中庭を囲む建物配置は、同じグループ内の親密さや見守りを高める工夫として採用されています。
これらのグループは、広場や集会所があり近隣の人も利用する歩行者路「鶴舞坂」を介して、 地域の幹線道路「奥柳登美ヶ丘線」へとつながります。
そして、1棟の建物を人間的スケールに分節して見せたり、奈良の伝統的な色彩や素材をモチーフとしたり、といったデザイン手法により、学園前らしい落ち着いた佇まいや美しい街並みを目指しました。
美団地図鑑 はこちら


▲:住戸へのアクセス 1階住戸へは中庭からアクセスする形式としています。

 

~多様な建物外観(ファサード)デザイン~
奈良学園前・鶴舞では、複数のデザイナーが協働し、外観デザインを行いました。
ここでは、1人のデザイナーが1棟をデザインする従来の方法ではなく、1住棟を複数のデザインユニットに分節し、各ユニットを各デザイナーが設計しています。

分節単位ごとに異なるデザインとなるため、いくつかの建物が建ち並んでいるように見えます。

長大な住棟でも、分節されることで建物のボリュームが軽減されます。

 

~場所に応じたデザイン強度~
各デザインユニットは、場所に応じてデザインに強弱の変化をつけています。中央のパブリック広場に面する住棟では、赤い色と小さな丸窓ガラスの階段の壁がアイストップとなります。

夜の景も意識したデザインとしています。

団地の南玄関に当たる南東コーナーの住棟。庇を持ち上げて、変化をつけています。妻壁もドットの入ったデザインとすることで、アクセントになっています。

団地北玄関の北東コーナーに位置するユニットは、頂部を少し上向きに傾斜をつけて、動きをつけています。

 

デザイン強度の高いユニットの自転車置き場は入り口をアールの印象的なデザインとし、昼、夜の街並みを演出します。

昼景


夜景


昼景


夜景

 

~奈良の景観に配慮した配色計画~
奈良学園前・鶴舞では、奈良の伝統的な色彩から、建物に使用する色調を決定しています。

漆喰や土壁の色を建物外壁の基準色として、採用。


アクセントとしても、伝統的な奈良らしさのある色を採用。

赤と緑のアクセントが特徴的です。

強い色により、景観にアクセントをつけます。

夜の景においても、アクセントカラーが効いています。

 

~暮らしの和が広がる四季の庭~
ゆとりを持たせた幹線道路沿いの歩道、敷地中央を西側へなだらかに下る坂、4つのグループごとの個性溢れる中庭。奈良学園前・鶴舞は、敷地の高低差や建物配置の特徴を生かした変化に富む景観演出が魅力です。

 

~個性豊かな中庭空間~
各街区は中庭を中心とする住棟配置により、構成されています。 中庭は、それぞれ個性豊かに計画されています。

 



柔らかい地形と園路、暖色系の素材によって構成された親しみのある庭。



西方の生駒山に開かれた眺望の庭。



直線による構成と寒色系の素材により、軽快で静的なイメージの庭。



多くの花と出会う山辺のみち。回遊する園路沿いには、春に開花する多くの花木が植えられています。

 

~中庭に対して表情をつくる住戸~
玄関テラスが、住戸へのプライバシーを確保するとともに、中庭側に緑豊かな景観をつくります。

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